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2018.01.04

【安全・安心】にむけた新たなるチャレンジ

egaono

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

さて、昨年の鶏卵を取り巻く環境を振り返ってみますと、鶏卵相場はMサイズ加重平均165円からスタートし、3月迄は一昨年並みの月間平均相場にて推移しておりましたが、4月に入るとCVSや量販店の中食むけ加工用原料としての引き合いが強まり小玉サイズに引っ張られる形で上伸しておりました。

5月連休を過ぎると落ち着きを取り戻し一昨年並みで推移しておりました。

昨年は鶏卵の「安全・安心」を考えさせられた出来事が世界各地で発生致しました。

改めて養鶏業界に携わる、薬品メーカー・配合飼料メーカー・養鶏場と一体となり、消費者の皆様が【安心】してお召し上がり頂ける製品をお届けする仕組みの必要性を実感致しました。

近年、野鳥によるインフルエンザ発生件数が増加しており、鶏卵を取り巻く環境は予断を許さない状況が差し迫っていることを感じております。

消費動向はスーパーやCVS、外食・中食産業による鶏卵を使用したチルド弁当やおでんの通年販売、卵を使用したメニュー提案などにより、小玉サイズを中心とした引き合いが強く、生産量と供給量のバランスを取ることが難しい一年でもありました。生産者と取引先が一体となった取組により、要望に対する安定供給にむけた努力が更に求められるところです。

国内景気については、訪日観光客増加に伴うインバウンド需要の増加・鶏卵の海外輸出量の増加に伴い世界の方々に日本の養鶏業界の水準の高さを評価頂けていると感じております。

また、海外ではアニマルウェルフェア等様々な情報が入ってきておりが、2020年の東京オリンピック開催に向けて、JGAP・農場HACCPなどより、「安全・安心」を謳える、新たな仕組みが導入されていくことにより、日本の風土に合った養鶏業界が確立されていくと考えております。

弊社においても微力ながらも鶏卵業界に貢献できるよう引き続き取り組んでまいります。東京家政大学と連携した鶏卵の魅力の再発信や食育への取組み、食料自給率に貢献するための国産飼料米を使用した「こめたまご」、国産原料にこだわり食料自給率100%の「和のしずく」の販売促進、センチュリーコーンをはじめとした世界規模での生産者の顔が見える取組みなどを継続的に行い、消費者の方々に卵をもっと身近に感じて頂き、『家族の笑顔の真ん中にはいつも卵がある』ような普及拡大に努めてまいります。

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