お問い合わせ

2016.01.04

昭和鶏卵は今年も鶏卵の魅力を届け続けます!

2016年1月4日

 

和のしずく

 

皆さんへ。
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと記憶に新しいフランスにおけるISによるテロという大きな事件がありました。世界の論調はテロを許さないということで一となっていますが、事件の根幹となっている格差や差別といった問題は今なお不透明といった状況にあります。結果、中東地域における難民問題が発生し、我が日本も世界の中の役割において他人事とは言えない状況にあります。経済面ではTPPの大筋合意が成され、貿易のボーダレス化が大きな歩みを見せることでしょう。流行語にもなった「爆買い」により日本は経済的恩恵を受けています。円安による効果は海外からの観光客の誘致に結び付き、地方の活性化に一役買っています。安倍政権による安保法制の推進も然り、正に「日本だけ」では済まされない時代が本格的に到来したと言えるのではないでしょうか。
鶏卵業界を取り巻く環境を見渡しますと、昨年は国際養鶏養豚展2015がポートメッセなごやにて成功裡に開催されました。前回を大幅に上回る来場者の中、日本卵業協会主催の「たまごニコニコ料理甲子園」決勝大会が行われ、大盛況の中グランプリの選出ができました。たまニコ運動の歩みは各地域の生産者、関係者の協力と鶏卵の普及に向けた地道な活動として消費者の方々に広く卵の素晴らしさを伝えていることと思います。
更に卵の素晴らしさを消費者に伝える後押しをしてくれたのは様々な流通チャネルでありました。スーパーやCVSにおける鶏卵を使用したチルド弁当やおでんの通年販売など、どれもが魅力的かつ消費者の支持を得られるものでした。また、外食業界においても季節メニューでの採用を始めとして鶏卵の持つ価値を存分に発揮したメニューに採用いただき、卵の良さを再認識いただけていると思います。
円安を背景とした飼料価格の高騰や物流費の高騰、災害対策や2020年東京オリンピック関連等の公共事業による建設コスト値上げなど、コスト上昇要因もあって鶏卵業界を取り巻く環境は順風満帆とはいかないものの、業界の皆さんの努力の積み重ねが徐々に報われてきていると思います。
鶏卵相場は2013年後半より高値安定で推移しながら今に至っています。これからも業界関係者の努力により身近な食材である物価の優等生(卵)が、あらゆる食のシーンにおいて露出度がアップし、消費者の目に留まり、鶏卵の魅力に触れていただければと考えます。
世界でも稀な日本の食文化である「生食」は、食に対する高い安全性に裏打ちされたものです。日本の養鶏生産技術、衛生管理、品質管理態勢について業界が一体となって取り組んだ賜物です。今後におきましても、今まで以上に取組みを強化し、消費者にアピールすることが鶏卵の消費拡大に繋げられるものと思います。
昭和鶏卵も鶏卵の消費拡大に貢献できるよう2013年度より東京家政大学と産学連携の取組みを開始しています。鶏卵の魅力の再発信、国産飼料米を使用した「こめたまご」の消費拡大を目的として、大学におけるメニューコンテストやレシピ付たまごの販売展開など消費者の方々の想いに寄り添いながら、微力ながらも事業を通じて発信し続けていきたいと考えております。
(な)

一覧へ戻る

top