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2015.11.02

ひと粒の卵から世界が見える(5)

2015年10月2日
 
今回のツアーで最後の目的地となったのがニューオリンズにあるカーギル社のリザーブ事業所です。
ここはミシシッピー川を曳航してきた艀の最終寄港地であり穀物の最終集積地です。なお且つ、穀物の輸出積み出し機能を保有し、日本を始めとして世界へ穀物を送り続けている重要な拠点です。
積出し港というと日本でいうところの海に面した港を思い浮かべますが、実際はミシシッピー川河口から200kmも上流に位置しています。
複数の穀物船や艀の積み下ろしが可能なバースを保有していて、24時間体制でその任務にあたっているといいます。
中央制御室では搬入・在庫管理・出荷の3系統についてスタッフが業務遂行のコントロールを行っていました。
また、この事業所にはUSDA(アメリカ農務省)の出先機関としてFGIS(Federal Grain Inspection Service)があって、計量と品質検査を実施し、特にN-GMOの分別管理が適切に行われていることをカーギル社と連携して業務が遂行されています。
大型の穀物船が接岸していたり、大きなサイロ群を目の当たりにするとそのスケールに圧倒されるのですが、一方で大量の穀物であっても適切に安全管理を行うという企業と国の姿勢があって日本の安全はまた守られていることを実感するのでした。
(な)
 
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ひと粒の卵から世界が見える2
 
ひと粒の卵から世界が見える3

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